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家庭ごみの減量と今後(令和5年9月一般質問)

家庭ごみの減量と今後(令和5年9月一般質問)

令和5年9月議会の一般質問で家庭ごみの減量と今後について質問しました。その時の答弁とその後に取材した情報を含め再構成してお届けします。

☆家庭ごみの減量と今後

家庭ごみの減量と今後についてです。家庭ごみ有料化と戸別収集開始からまもなく1年が経とうとしています。市民の皆さんの中には「だいぶ慣れてきたよね」という意見も聞きます。私自身、一年経つとだいぶ違うんだな、という感想を持っています。使い終わった歯ブラシ、以前は不燃ごみだったのですが、今は可燃ごみに変わったんですよね。これは市民の方から教えていただきました。市民の皆さんも成果を知ることで、達成感があるのではないでしょうか。そこで、ごみ減量の状況と今後の見直し点について伺いました。

(市長答弁)
ごみ減量の状況は、中間処理施設である小平・村山・大和衛生組合への本市の家庭ごみの搬入量でお答えすると、令和5年4月以降は速報値となりますが、令和4年10月から令和5年7月までの10か月間の前年比では、可燃ごみは約1,378トン、14.3%の減、不燃ごみは約415トン、51.0%の減であり、一般廃棄物処理基本計画の目標である10%を上回る減となっている。また、容器包装プラスチックは約47トン、6.8%の増、ペットボトルは約45トン、28.2%の増となっており、市民の御理解、御協力により、ごみの減量化、資源化が推進されているものと認識している。今後の見直し点といたしましては、主に集合住宅において、現在も排出ルールが守られていない事例が見受けられるため、引き続き集合住宅の管理者等と連携し、排出ルールの徹底に努めている。また、不燃ごみの収集日に古紙等を誤って排出される事例が散見されることから、「ごみ収集カレンダー」や「ごみ分別アプリ」のほか、市報や市ホームページなどにより、不燃ごみの収集日等について、より一層の周知を図ってまいりたいと考えている。

これまでの家庭ごみ減量の推移を見てみましょう。

前年同月比 可燃ごみ 不燃ごみ 容器包装プラスチック ペットボトル
2022年10月 15.4%↓ 67.5%↓ 22.8%↑ 27.7%↑
2022年11月 21.2%↓ 57.2%↓ 3.2%↓ 24.2%↑
2022年12月 10.3%↓ 44.0%↓ 20.2%↑ 20.9%↑
2023年1月 12.3%↓ 59.2%↓ 10.1%↑ 18.7%↑
2023年2月 12.6%↓ 41.4%↓ 6.9%↑ 36.4%↑
2023年3月 14.8%↓ 54.5%↓ 4.5%↑ 4.2%
2023年4月 17.0%↓ 46.1%↓ 2.1% 23.4%↑
2023年5月 16.2%↓ 51.6%↓ 2.1%↑ 60.8%↑
2023年6月 9.6%↓ 36.0%↓ 6.9%↑ 31.3%↑
2023年7月 12.6%↓ 51.2%↓ 1.3%↑ 38.0%↑
平均 14.2%↓ 50.9%↓ 7.0%↑ 28.6%↑

前年同期比で推移を示しました。前年度の月単位で考えると少しずつ可燃ごみの減少幅が狭まっているものの、14%の減は素晴らしい数字ですね。これはまさに市民そして職員の皆さんに感謝です。容器包装プラスチック(容プラ)の増加幅が減少、ペットボトルの変動幅の上下が大きい、そんな印象を持たれるかもしれません。数字にすると成果がよく分かりますね。容プラの今年4月は前年度比マイナス2%。つまり前年より収集量は2%減っていることになります。前年比でみると、数字がちょいちょい「おや?」と思えることがあります。これは、暦の関係から、4月はごみの収集日(月~金)が20日、4つの地域区分の容プラの収集日が合計16日と、前後の3月と5月がごみの収集日は23日、容プラの収集日は合計18日であるのと比較して、容プラの収集日が2日少なかったためということです。また、ペットボトルは平均28%増えているのに、3月は4%の増加に減少しているのは、令和4年3月の搬入量が多かったためと市は分析しています。暦による変動が主なので分別収集は順調に進んでいることが確認できました。12か月で考えるとバラツキは大きくなるけど、今後数年で分析していくと、さらなる減量の方策も考えられるようになります。

さて、集合住宅に関する苦情を聞くことがあります。今後どのような取り組みを進めていくのでしょうか?市によりますと「現在、一部の集合住宅において、排出ルールが守られていない事例があることは認識している。排出ルールが守られていない集合住宅については、現在、市民や収集事業者からの情報提供により、個別に集合住宅の管理者と連携し、ケースによっては継続的に対応している。集合住宅の排出ルールについては、近隣自治体でも苦慮していると伺っており、情報共有を行い有効的な取組等があれば、本市でも採用し対応してまいりたい」ということです。まもなく有料化1年。新たな課題も出てくることは間違いありません。ごみ減量の数字を毎月でも更新して、市民の皆さんにお知らせしていく、これは大事な観点だと思います。ホームページのトップでも速報!「今月の減量数字!」みたいに情報を出していく、こんなことも考えても良いですよね。新たな啓発、取り組みをしていかなければならないと感じた質問でした。

ちなみに、昨年、家庭ごみ有料化が始まった日の投稿です。

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