武蔵村山市議会は明日から決算特別委員会です。その前に、先日の一般質問の答弁についてお届けします。各項目ともに後日、詳報をお届けする予定です。まず、市長答弁からご覧ください。
【遅れが浮き彫りになっている行政のデジタル化を進めるマイナカードについて】
マイナンバーカードの普及のために本腰を入れなければならない時が来ました。政府も本腰を入れて進めており、コンビニでの証明書類の取得や保険証、ワクチン接種証明書などなど、できることが増えてきています。
ワクチン接種証明書に関しては、とても使いやすかったと思います。アプリを起動して、マイナンバーカードにスマホを乗せれば接種証明書が取得できる、素晴らしいインターフェイスです。全ての申請などがこれくらい使いやすくなると、皆さんに有用だと思ってもらえるのだと考えています。さらに時間的・金銭的利益を享受していただくためには普及が必要です。マイナンバーカード普及のためには証明書等コンビニ交付手数料の減額など基礎自治体としても多岐にわたる対策が必要です。カード普及加速策について伺いました。
<市長答弁>
マイナンバーカードについては、国により令和4年度末までに、ほぼ全国民に行き渡ることを目指すとの方針が示されていることなどから、本市においても、市報、ホームページ等による周知のほか、マイナンバーカード普及促進チラシの全戸配布や毎月2回の土曜日及び日曜日におけるマイナンバーカード休日窓口の開設、大型商業施設での出張申請サポートの実施など、様々な普及促進策に取り組んできた。今後は、大型商業施設での出張申請サポートにより一定の成果があったことから、マイナンバーカード出張申請サポートの拡充やコンビニ交付における各種証明書事務手数料の減額等に向けて検討するなど、様々な普及促進策に取組む。
市長答弁を受けて…
市民が電話とネットのみで申請や証明書類の取得ができるようになれば市民にとっては大きな利益です。最低賃金が10月から時給1,072円になります。もし、証明書を取るのに1時間かかるとすれば、時間の利益はとても大きい。26市一番を目指して取り組みを進めてほしいと考えています。
【都道55号線旧日産通り変形交差点の渋滞解消について】
都道55号線と主要市道2号線東端との交差点は五差路であるとともに交通量の増加により渋滞が多発しています。三本榎方面から立川に向かう場合、通過するのに10分以上かる場合があります。これまでも数回質問をしていますが、周辺住民だけでなく、市民の方からも解消を願う声が寄せられています。渋滞解消策などについて伺いました。
<市長答弁>
当該交差点の渋滞解消策については、現在事業中の第三次みちづくり・まちづくりパートナー事業において、立川方面の車線に右折レーンを設置する計画としていることから、渋滞の緩和が図られるものと認識している。
市長答弁を受けて…
以前から渋滞解消を訴えてきた交差点でもあります。みちづくり・まちづくりパートナー事業で進んできている状況です。今後も推移を見守りつつ、周辺住民や市民の皆さんの意見も伝えていきたいと考えています。ちなみに、地図で表すとこの交差点です。
【コロナ禍、観光の方向性について】
一時は都県境を越えることも控えてほしいと言う時期もありましたが、現在では行動制限もなく、旅行・観光に出かける人も多くなりました。新型コロナウイルス感染症の流行から2年半、余暇を国内、近場で過ごす人が増えています。近場で非日常を味わい、楽しんでもらえるか?武蔵村山市としての観光の方向性について伺いました。
<市長答弁>
新型コロナウイルスの感染が拡大し、余暇の過ごし方が変化している中においても、観光を推進する目的は、交流人口を増やすことにより地域を活性化させ、将来的には定住人口を増やすことにあると考えている。これまでも、市民との協働により、村山デエダラまつりなどの観光事業を実施してきたが、市民とともに本市の魅力を発見、創出し、その情報を広く発信することで、市内外から多くの観光客を集め、まずは、本市に興味を持っていただくことが重要であると考えている。また、観光を通じて地域の活性化を図ることを目的として設立された武蔵村山観光まちづくり協会においては、地域の魅力を知っていただくために、まち歩き事業を実施している。加えて、ロケーションサービス事業に取り組み、様々な媒体で本市の認知度を高めていくことで、多くの方に本市の魅力を発見していただく機会を設けてきたが、今後も市民や観光まちづくり協会と連携、協働しながら、本市の魅力向上に向けた取組を検討する。
市長答弁を受けて…
おそらく一般質問で観光に言及するのは7・8年ぶり。その上で、この10年で観光が変わったな、と思うことは、スマホで写真が当たり前になりました。そのことにより自分で撮った写真を人と共有することが楽しみの一つになっています。観光=写真を撮りたい、ですね。いわゆる「映え」写真を撮りたい。と言う気持ちです。想い出を写真に納める行動はこれまでにもあって、家族友人と一緒に見る。今は、友人と共有するとともにネットで公開する、が観光の満足感をあげています。その上でどうするか?これは、詳報版でお伝えします。
【災害や大規模通信障害時に有効な通信手段の備えについて】
東日本大震災や停電、最近の大規模通信障害を受け、公衆電話の重要性が改めて注目されています。そういえば、「公衆電話って見かけるけど使ってないなー」と思う人がほとんどです。それだけ、私たちの生活が、携帯電話網に支えられているのがわかります。そのインフラが使えなくなる時、それが災害や通信障害の時。災害や通信障害を踏まえ、市内の公衆電話の配置は適当か伺いました。
<市長答弁>
災害等の緊急時に通信規制が実施された場合、公衆電話は「災害時優先電話」となり通信規制の対象外となること、また、電話回線を通じて電力が供給されているため、停電時でも硬貨利用であれば平時と同様に利用が可能なことなどから、公衆電話が災害時に有効な通信手段として改めて注目されていることは認識している。
本市の公衆電話の配置が適正であるか否かを判断することは難しいところであるが、公衆電話については、総務省が定めた設置基準に基づき設置されているものと承知している。
市長答弁を受けて…
平成23年の東日本大震災で公衆電話の有用性が見直されました。だんだん記憶が薄れたきたからこその質問でした。市長答弁の割合が適正かどうか?というのは難しい質問だったと思うが、近くに全くないということは回避されています。最近は自宅に固定電話を置かない世帯も増えてきました。いざという時のためにも公衆電話の設置場所は押さえておいた方が良いかもしれませんね。さて、クイズです。停電になった時は公衆電話は使えるのか?答えは詳報版で!
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