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風しんワクチン接種の機会がなかった男性へのワクチン接種

2019年(令和元年)から始まった、風しん予防接種の機会がなかった昭和37年4月2日から昭和54年4月1日生まれの男性に対する風しんの抗体検査とワクチン接種は、対象の市民(約9800人)に対し抗体検査やワクチン接種をしたのは20%弱に留まることが分かりました。令和2年度決算特別委員会の質問に答えました。市は今後、未接種の市民に抗体検査と接種を勧める勧奨ハガキを送り、風しんウイルスによる先天性風疹症候群などの発生を抑え込みたい考えです。

 現在の風しんウイルス感染は、画像をご覧ください。2018年(平成30年)から2019年(平成31年・令和元年)にかけて、感染者が急増していた風しんですが、今年は減少しています。国立感染症研究所にると、今年は8例にとどまります。風疹に感受性のある妊娠20週頃までの妊婦が風疹ウイルスに感染すると、出生児が先天性風疹症候群を発症する可能性があることから、予防対策としての風しんワクチン接種を進めています。

感染者が急増した年、平成30年第4回定例会「風疹撲滅のための取り組みについて」と題して一般質問で今後の取り組みを聞いていました。ちょうど、一般質問をする間際に厚生労働省が、風しんの予防接種の機会がなかった男性に対する原則無料のワクチン接種を決定し発表しました。その時の市長答弁を引用します。
接種クーポンをお持ちの昭和37年4月2日から昭和54年4月1日生まれの男性の方は、お近くの医療機関で抗体検査をしてください。風しんウイルスに対する抗体が少ない場合、ワクチン接種となります。詳しくは、お手元のクーポンを確認していただくか、失くしてしまった方は市役所に連絡すると、再発行してもらえます(風しんの抗体検査及び風しんの第5期の定期接種(クーポン券事業))。せっかくの機会ですので、ぜひ活用してください。一緒に風しん撲滅を進めていきましょう。接種を勧めるお知らせは今年12月ごろを予定しているということです。

風しん撲滅のための取り組みについて(平成30年第4回定例会一般質問)
30〜50代の男性を中心に風しん患者数が増加している。これは過去に予防接種を受けていないなど、免疫が弱いことが要因と考えられる。市の対応を伺う。
(市長答弁)
本市の風しん予防対策については、予防接種法の規定に基づき乳幼児を対象とした麻しん・風しん混合のMRワクチン定期予防接種を実施している。また、東京都からの委託を受け、妊娠を予定・希望する19歳以上の女性を対象として、風しん抗体検査及び予防接種を実施している。しかしながら、本年7月から風しん患者の増加が続いており、主に成人男性の罹患者が多くなっていることから、東京都では妊婦等への感染予防を図るため、平成30年11月1日より風しん抗体検査及び予防接種の対象者を妊婦の同居者等まで拡大することとし、本誌においても、対象者を拡大して対応を開始した。また、本日12月11日に厚生労働省が定期予防接種の機会がなかった、現在39歳から56歳の男性を対象に平成31年から平成33年度末までの約3年間、原則無料でワクチン接種を実施することを発表した。今後、具体的な内容を確認して対応する。

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