3月の一般質問についてまとめています。
市のシンボル、三本榎の乙幡榎の今後についてです。乙幡榎については、昨年の6月に一般質問しました。私の記憶では、6月議会中は緑の葉っぱがあり、望みを持っていたのですが、その後すぐに葉っぱが茶色くなり、現在に至っています。乙幡榎の今後について質しました。
(教育長答弁)
市指定史跡三本榎のうち乙幡榎については、平成28年6月の強風により主幹部を大きく折損したことから、樹木保護のため、緊急に太枝の伐採と切断面の被覆措置を講じた。しかし、そのあとも樹勢の衰えが顕著であったことから、樹木医に樹病診断を依頼し、平成29年11月1日に現地で診断を行った。その結果、樹木の状況は枯れ死寸前であり、ほとんど回復の見込みがない状態であるが、幹上にわずかに萌芽枝が残っていることから、再び萌芽して樹勢を取り戻す可能性があるとのことだった。今後、平成30年4月以降の萌芽時期を待って、再度、樹木医に樹病診断をしていただき、その結果が出た段階で、文化財保護審議会の意見を伺いながら今後の対応について考える。
(まとめ)
昨年6月の一般質問から今回までに樹木医の診断も受けているということでした。結果は「枯れ死寸前、でも樹勢を取り戻す可能性がある」という、なんとも次の一手が打ちにくいという答弁でした。しかしながら、次回の樹木医による診断も予定されており、2代目乙幡榎もしくは乙幡榎のクローン作成に向けて着々と準備に取りかかっています。前回の一般質問で「次世代の育成」を提言していた私としても安心できる内容でした。一方、枝の崩落などに備えて安全対策もとっているということです。三本榎は市のシンボル、つまり象徴。市民を表すことになります。シンボルや文化財としている物事全般に対し市側にはしっかりと対策を取ってもらうよう要望しています。
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