7月26日、し尿処理場の建設や運営に関する事務を共同で処理している湖南衛生組合議会の臨時会に出席しました。4月の組合議会議員就任後はじめての議会です。主に人事に関することで、副議長選挙ののち、議長選挙が行われ、組合議会議長には小平市議会の竹井ようこ議員、副議長には東大和市議会の大后治雄議員が、また、議会選出の監査委員には小金井市議会の渡辺大三議員が就任しました。人事、行政報告の後、施設見学。今後も効率的処理に向け、組合議会議員としても取り組んでまいります。任期は平成31年4月30日です。
ここで少し湖南衛生組合について紹介しましょう。
湖南衛生組合はいわゆる一部事務組合です。あまりなじみのない言葉なので説明しますと、、、一部事務組合とは、武蔵村山市のような普通地方公共団体や特別区が、行政サービスの一部を複数の団体で共同で行うことを目的として設けるものです。一部事務組合には、一般に、事務所・議会・執行機関(管理者)などが置かれています。湖南衛生組合は武蔵野市・小金井市・小平市・東大和市・武蔵村山市の5市で構成し、し尿を処理しています。昭和40年代後半には一日に約600㎘を処理していましたが、下水道が普及したこともあり汲み取り式のトイレが減少、処理量も昨年度(平成28年度)は年間1264.9㎘(3.5㎘/日)と、40年前に比べ約0.6%まで減少しています。一方、総合整備事業により処理施設を解体・撤去し、必要のなくなった土地を売却することによって新処理施設を建設・稼働しました。ご存知の方も多いと思いますが隣接する菖蒲園も湖南衛生組合が運営する施設です。
下水道普及率が上がったとは言えども、汲み取り式のトイレやイベントなどの仮設トイレも無くなるわけではありませんので、必要不可欠な施設です。ただ、大きな災害が発生し、仮設トイレが各所に設置された場合、東京都下水道局と「災害時における水再生センターへのし尿搬入及び受け入れに関する覚書」を締結しているので、昭島市にある「多摩川上流水再生センター」にし尿を搬入し処理をしてもらうことになります。
次回、仮設トイレを使う時には、湖南衛生組合が武蔵村山市内にあることを思い出してみてください。