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来年度予算総額は約430億円〜きょう武蔵村山市議会3月議会が閉会〜

こんにちは、波多野健です。

先月27日に始まった武蔵村山市議会の平成25年第1回定例会は29日間の日程を終えてきょう閉会しました。

 

期間中、「来年度の一般会計予算」や「武蔵村山市国民健康保険税賦課徴収条例の一部を改正する条例」など市長提出議案37、委員会提出議案4、議員提出議案1の42議案を審議しました。3月議会は一般質問だけでなく来年度予算の審議もあるので、資料も参考資料も多いこと多いこと・・・。中身も濃い内容です。

 

さて、きょうの本会議では、私が会派を代表し一般会計予算に対する賛成討論を行い、予算規模約265億円、特別会計を加えた予算総額では約430億円の来年度予算が可決しました。今回の討論では「日本国内は少し明るさを取り戻しているが、地方自治体を取り巻く環境は厳しい。その中でも、市税収納率の向上努力やスクラップ・アンド・ビルドを行いながら、市民に寄り添った政策が盛り込まれている」と評価し、ただ、財政指標は期待通りの数値には達しておらず、「目標数値に向けて努力することを期待する」ということをお話しました。

来年度予算が決まると、まもなく新年度。これから次の議会まであいだに、みなさんにご意見をいただきながら、取材・下調べ・調査・研究の日々が始まります。次のエントリーは一般質問の要旨をお届けします。

=====賛成討論要旨=====

去年12月の衆議院選挙で政権が交代した。日経平均株価は去年11月に比べ約40%上昇し、小売り大手の社員にはじまり賃金が相次いて引き上げられることやビール類の2月の総出荷量が前年同期比1・0%増加し、消費の沈滞ムードに変化の兆しが見られることが報道されるなど、日本国内も少し明るさを取り戻してきた。しかし、地方自治体を取り巻く環境は厳しい状況である。

榎トレンチ見学会20130207 (4)来年度の予算案でも、引き続き市民の命と財産を守り、福祉や教育環境も含めソフト面・ハード面ともに市民に寄り添った政策が盛り込まれた。中でも東日本大震災を踏まえ、災害対策費の総額を約2億円と見込み、安心・安全のまちづくりに向け消防団の費用弁償の引き上げ、子育て支援として「こどもカフェ運営補助事業」などが盛り込まれた。一方で大南公園プールを廃止・解体するなど、厳しい財政状況でも、市長をはじめ職員の皆さんの創意工夫・努力の跡が見られる内容である。

今回の予算特別委員会の中で、市税収納率の来年度の目標と新たな取組や今年度の新たな取組とその成果について伺った。従来から実施している取組に、年度毎に新たな取組を加えることにより、収納率目標を94・4%に設定するなど、税負担の公平性に基づいた努力にも大変期待している。

一般会計の予算規模は約265億円で前年度比1・0%増、5つの特別会計を加えた予算総額では約430億円と2・6%増となった。ただ、公債費比率は4・1%と0・1ポイント減少したものの、経常収支比率が98・1%と0・1ポイント上昇し、自主財源比率は43・6%と1・2ポイント低下した。第5次行政改革大綱では各種財政指標の改善の項目があり、公債費比率5%、経常収支比率90%、自主財源比率60%と目標設定されている。現状、クリアできているのは公債費比率のみだが、目標に向かってスクラップ・アンド・ビルドなど不断の努力がなされることに期待し賛成討論とする。

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