都市核地区土地区画整理事業地内にある交差点について
令和7年第1回定例会において、私は都市核地区の交通安全に関する課題を取り上げました。対象となったのは、榎3丁目の中心に位置する交差点、すなわち立川都市計画道路7・4・2号線と7・5・3号線の交差点です。この交差点は、新青梅街道と江戸街道を南北に結び、日産通りと多摩大橋通りを東西に結ぶ重要な地点であり、開通以降、車両・歩行者ともに通行量が増加しています。私はこの現状を踏まえ、信号機の設置が必要ではないかと市の見解をただしました。/p>
市長からは、開通前の段階で交通管理者に信号機設置を要望していたものの、当時は交通需要の観点から設置が見送られたとの説明がありました。しかし、令和7年2月にこの交差点で自動車と自転車の事故が発生したことを受けて、市は3月に信号機設置を求める要望書を改めて提出し、将来的には信号交差点とすることが望ましいとの考えが示されました。
私は再質問において、この事故を受けて市が具体的にどのような安全対策を講じたのかを問いました。都市整備部長の答弁では、まず事故当日の夜には、施工中であった道路照明を緊急点灯させ、安全性の確保に努めたとのことでした。その後も、警察と連携しながら、南北道路への新たな路面標示の設置、東西道路には減速効果のある破線表示の増設、交差点内の防護柵には反射テープの貼付など、注意喚起を目的とした安全対策が実施されたとの報告がありました。
また、交通量の推移についても確認しました。交差点全線開通前の令和4年10月19日に実施した調査では、6時間あたりの自動車交通量は758台でしたが、開通後の令和7年3月12日には1,635台と、わずか2年半で約2倍に増加していることが明らかとなりました。
このような状況を鑑みると、現時点で信号機が設置されていないこと自体が、地域の安全性にとって大きな懸念材料であることは明白です。今後さらに交通量の増加が予想される中で、信号交差点としての整備は喫緊の課題であると考えます。市には引き続き、安全対策の強化とともに、信号設置に向けた働きかけを粘り強く継続していただきたいと思います。
なお、この交差点にはまだ正式な通り名や交差点名が付されていません。市の顔とも言える場所だけに、名称の整備も含めて、今後改めて取り上げていきたいテーマです。
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