20〜30年後の武蔵村山に向けて波多野プロジェクト進行中!

Read Article

小・中学生の楽しみの一つでもある修学旅行、移動教室(令和4年第4会定例会一般質問)

令和4年12月議会の一般質問で、修学旅行・移動教室の素朴な疑問、なぜ京都・奈良・日光が多いのか?「修学旅行などの目的とともに、行き先選定」について質問しました。その時の答弁とその後に取材した情報を含め再構成してお届けします。

☆小・中学生の楽しみの一つでもある修学旅行、移動教室について

過日、同世代の市民の方と意見交換した際、修学旅行は京都・奈良、移動教室は日光が多いのか質問をいただきました。市民の素朴な疑問です。そういえば、当たり前のように京都・奈良、そして日光。私も中学校の修学旅行は京都・奈良、小学校の移動教室は日光でした。35年以上前です。その後、京都は取材や大学院の研究発表の学会や仕事で数度訪れました。やはり日本を代表する観光地です。良いところですね。今回の質問は京都・奈良、日光が良くない、という話ではありません。なぜ京都・奈良なのか?選択肢として他に並べた上での選択なのか?という質問です。

修学旅行の目的

これは、学習指導要領にこのように示されています。

修学旅行、移動教室の目的は、学習指導要領において、平素と異なる生活環境にあって、見聞を広め、自然や文化などに親しむとともに、よりよい人間関係を築くなどの集団生活の在り方や公衆道徳などについての体験を積むことができるようにすること。

行き先選定

また、行き先について、教育委員会はこのように答弁しています。

行き先選定については、各校で決めている。武蔵村山市の場合は中学校は京都・奈良方面、小学校は日光方面が多くなっている。自然体験や歴史的文化遺産見学等の小・中学生の学習内容に合った活動が可能であることや移動手段、日程等を考慮して行き先を決定している。

インフラや受け入れ体制が充実

市民からの素朴な疑問でした。私も同様に思います。紙と鉛筆だけの時代からパソコンが加わり、昔は汽車で京都へ向かったけど、今では新幹線。時代は変わっても行先は変わっていません。市によると「今年度の移動教室及び修学旅行の実施に際し、保護者から行先の変更の要望は受けていない」ということで、こういう時代だからこそ、変わらないことも大事かもしれないと感じています。ただ、「京都・奈良良い」「京都・奈良良い」ではニュアンスが違います。ニュアンスによっては、他の候補地もあるのかもしれない。そんな思いでの質問でした。では、なぜ、京都・奈良・日光なのか?修学旅行を受け入れる交通・宿泊などインフラが整っており、受け入れ体制も良いそうです。また、保護者も同じところに行っている可能性があるので、保護者と子供の会話の良いきっかけなどの理由もあるのかもしれませんね。

大人になっても記憶に残る充実した時間を

私が修学旅行に行った時は、新幹線で行って、バスで歴史的建造物などを見て回るでしたが、現在の中学生はどんな修学旅行をしているのか教えていただきました。学校教育担当部長は、、、

例えば、現地での行動形態は、学級内の男女5名程度で形成したグループで歴史的建造物や文化遺産等を見学する「班行動」を採用し、仲間と行動を共にすることで生徒相互の人間的な触れ合いを深めるとともに、楽しい思い出をつくることができるようにしております。また、班の中では班の行動計画表を確認しながら時間管理をしたり、見学地で学習報告会用の写真を撮影したり、会計報告用に交通費・見学料等の費用を集計する等、分担した役割を果たそうとすることを通じて責任感を身に付けることができるようにしております。また、生徒は古都の建築物や仏像、絵画などの文化遺産に触れ、教科書で学んだことを実際に肌身で感じ、我が国の伝統文化や歴史に対する理解を深めております。

費用集計などもするんですね。子供達が楽しそうに修学旅行や移動教室の思い出を保護者に話をする姿が目に浮かびます。それは、大人になっても覚えていることでしょう。実際、この質問をした後、休憩時間に修学旅行の話題で同僚議員の皆さんが話をしていました。「健さん、私は東北だったよ」、自身の経験を教えてくれる同僚議員もいました。京都・奈良・日光方面が多くなっている理由として、移動にかかる時間、宿泊体制が整っていることが挙げられています。学校では学べない体験だからこそ、改めて「なぜ、京都・奈良・日光」なのかぜひ考えていただいて、さらに良い経験をさせてあげてほしいと要望しました。

URL :
TRACKBACK URL :

Leave a Reply

*
*
* (公開されません)

Facebookでコメント

Return Top