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定例会が開会~令和2年第2回定例会~

6月5日に武蔵村山市議会定例会が開会しました。緊急事態宣言解除後の定例会ということもあり、コロナウイルス感染症に関連の議案も多く、市民の皆さんからも高い関心が寄せられています。初日の5日と8日は、これまでに専決処分した補正予算の報告・承認と、新たな補正予算などの審議でした。原案可決。我々、新政会も要望してきたことも多く含まれています。

補正予算の主な事業について紹介します。

【特別定額給付金 事業】(補正予算2号)

いわゆる10万円の給付金です。武蔵村山市は申請書の郵送では、23区・26市で最速でした。順次、申請された口座に給付金を振り込んでいます。既に90.9%の市民から申請があり、51.8%の振り込みが完了しています。
報道されている「給付金の受給を希望されない方はチェック欄に×印を記入」について、これまでにチェックがついているものの振込口座が書いてある申請書について、間違いであることを確認し、給付されていることがわかりました。職員のチェックが効いています。一刻でも早く給付金を不安を感じている市民の手に!と、感染拡大防止のため職員の半数が在宅ワークとなっていたことやゴールデンウィークを返上して取り組んでいただいたことに高く評価させていただきました。

武蔵村山市役所によりますと、7月9日現在、給付対象30,739世帯のうち95.8%の皆様へ振込が完了しているということです。提出期限は8月14日までです。申請がまだという方はお早めに申請をお願いします。(7月11日追記)

【子育て世帯への臨時特別給付金 事業】(補正予算2号)

新型コロナウイルス感染症の影響を受けている子育て世帯を支援するための給付金です。児童手当の特例給付の方は対象外です。

【出産・子育て応援 事業】(補正予算3号)(補正予算4号)

育児パッケージ(子ども商品券)や国から支給されるマスクを妊婦へ配布する事業です。子ども商品券は1万円分で子ども用品などを購入できる商品券で、1万円分を配布する予定です。

【ICT教育推進 事業】(補正予算3号)

小・中学生で通信環境が整っていない家庭に対するモバイルルーター及びモバイル端末の貸与等を行っています。コロナ対応で小・中学生の授業の遅れなどに対応するために必要であると考えています。

【プレミアム付商品券発行 事業】(補正予算4号)

売り上げが減少している市内事業者の支援や消費喚起のためプレミアム付き商品券を発行します。一冊13,000円の商品券を1万円で販売します。26,000セットを予定。補正予算5号で1世帯当たり2セットまで購入できることになりました(7月11日追記)

【災害時の避難所感染症対策】(補正予算4号)

避難所感染症対策の視点から、ダンボール間仕切りや非接触体温計、マスク、アルコール消毒液などを購入します。停電などに備えてランタンや簡易型蓄電池なども配備する予定です。これまでの避難所運営では感染症対策は後手になっていました。ここのところ地震もあり、配備する物資を増強します。

【事業者緊急支援 事業】(補正予算4号)

セーフティネット保証等により、金融機関から融資を受けた法人又は個人事業主に対して給付金を支給します(法人:10万円・個人事業主:5万円)。これまでに認定は400件余。国からは持続化給付金、東京都からは感染拡大防止協力金、そして武蔵村山市からは事業者緊急支援を行います。

詳しくは、武蔵村山市役所 武蔵村山市市内事業者応援給付金へ。申し込み期限は令和2年2月1日までです。 (7月11日追記)

【給食費補助 事業】(補正予算4号)

6・7・8月分の給食費を無償とします。休校中、小・中学生が自宅で昼食をとっていました。保護者の経済的な負担軽減を図ります。

【子育て世帯臨時支援事業】(補正予算4号)

国の特別定額給付金の対象となっていない4月28日以降(令和3年3月31日まで)に生まれた子どもを対象に、1人10万円を給付します。国の特別定額給付金は4月27日が基準になっています。しかしこれでは同じ年度、ゆくゆくは学年間で、もらっている子、もらっていない子の公平性に欠けてしまいます。

【介護・障害者サービス事業者への緊急支援 事業】(補正予算4号)

市内の介護・障害者サービス事業者に対して緊急支援事業給付金を支給します(1事業者につき25万円・2カ所以上もつ事業者は50万円)。

【GIGAスクール構想構築のための事業】(補正予算4号)

市内小・中学校の通信ネットワークを整備します。無線LANいわゆるWi-Fi。今後、モバイルPCもしくはタブレット端末も用意する予定です。上記の【ICT教育推進事業】とは違う事業です。

【第5次長期総合計画策定 経費】(補正予算4号)

10年間の市の計画を一冊にまとめる長期総合計画。来年度から新たな計画に移行します。国の国土強靭化計画に合わせて、国土強靭化地域計画を策定します。今後10年の計画ですから長期的な視点が必要です。コロナウイルス感染症による影響や新しい生活様式を考えた上で持続可能な行政経営の計画を立てていくよう要望しました。

主な事業をまとめてみました。私が特に注目しているのは【GIGAスクール構想構築のための事業】【第5次長期総合計画策定 経費】【災害時の避難所感染症対策】です。GIGAスクール構想はPC・タブレット児童生徒一人一台を目指して整備が進められます。誰一人取り残さない学習環境を目指して、取り組んでいく課題です。長期総合計画は今後10年の計画を示すもの。次年度からこれを基本にまちづくりを進めていきます。だから今が大切との思いから質問しました。そして避難所に関しては、これまでは災害があった時に避難所に行けばよかったのですが、感染症が蔓延しているときに果たして避難所は安全か?という観点からハード面だけでなく、避難方法などソフト面についても考え直していかなければなりません。
最初にも書きましたが、これまで新政会として要望してきた事業も多く含まれています。これらの事業は今後、市報やホームページなどを通して市民の皆さんにお知らせが届くと思います。これからも市民生活・事業継続に密着した政策を要望してまいります。また、12日には一般質問が代表質問制で行われます。新政会からは宮﨑正巳議員がwithコロナ、afterコロナと市政について質します。

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