こんにちは、波多野健です。
きょうは、自転車で走っていると、じわっと汗も出てくるような初夏を感じさせる陽気になりました。で、きょうは村山うどんの会のお話から。
村山うどんの会(会長:乙幡章吾)は、うどんの会特製半生麺の売上の一部を義援金として、被災した武蔵村山市の姉妹都市長野県栄村に武蔵村山市を通して贈りました。きょう、武蔵村山市長に会長が手渡し、後日、市長に栄村に持って行っていただく予定です。村山うどんの会としても、少しでもお役にたてれば、、、ということで、これまで積み立てた基金の一部を義援金として贈りました。村山うどんの会公式HPで、後日詳細をアップする予定です。
さて、本題。前回「夢のある街づくりは防犯から~農業に配慮した防犯灯を設置!」というエントリで、榎3丁目・本町1丁目の都市核地区の区画整理事業の進捗状況などについてお伝えしました。プラスα!都市核地区について、3月議会の一般質問や予算特別委員会での質問を通して「わかった」ことがありました。
「環境に配慮して作られている街」であることです。
都市核地区の道路整備には現在、エコセメントでつくられた「L形側溝」や「集水マス」が使用されています。エコセメントとは、エコロジーとセメントの合成語で、焼却灰などの廃棄物を主原料として製造される新しいセメントです。つまり、私たち武蔵村山市民(実際はそれだけでなくて多摩地域25市と1町)が出したゴミは焼却されてエコセメントに生まれ変わっているのです。これまで焼却灰は、日の出町にある谷戸沢処分場や二ツ塚処分場に埋め立てられていました。これにより、現在は埋め立てられているのは「不燃ごみ」だけとなり、二ツ塚処分場の使用期間を大幅に延ばすことが可能になりました(谷戸沢処分場はすでに埋め立てが終了して経過観察期間)。「エコセメントL形側溝」などは区画整理事業で整備された道路のほとんどで作られていて、環境に配慮して作られている街なんだなと実感しました。
どこで使われているか・・・武蔵村山市の公式ページの中に「環境への配慮」というページを作ってもらいました。「エコセメント使用箇所図」に書いてありますのでご一読を~
つまり・・・
武蔵村山で出た【燃えるごみ】→小平・村山・大和衛生組合で焼却処分【焼却灰】→東京たま広域資源循環組合・二ツ塚処分場内のエコセメント化施設、東京たまエコセメント株式会社【エコセメント】→都市核地区道路整備事業【U字溝やL字溝】
・・・ということです。
これぞ、循環型社会!
武蔵村山市は、ゴミの最終処分事業やエコセメント化事業を行っている東京たま広域資源循環組合に約2億円(1億9863万6000円:平成24年度当初予算)の負担金を納めています。簡単に言うと、ゴミが増えれば増えるだけこの負担金は増える仕組みになっています。ちなみに平成24年度は前年度に比べて1000万円ほど負担金が増えました。私たちが生活すればゴミは必ずでてきます。減らすことはできてもなくすことはできないのがゴミ。ゴミの処理は行政にとって永遠の課題といってもよいかもしれません。
ちなみに、波多野健は東京たま広域資源循環組合の議会議員でもあり、2月23日に行われた平成24年第1回組合議会定例会でこの負担金について質問しました。
会議録から紹介します。
○議長(肥沼 茂男君) 以上をもって、説明は終わりました。議案第4号、第5号について一括して質疑を行いたいと思います。質疑はございませんか。
21番、波多野健議員。
○21番(波多野 健君) それでは、議案第4号の負担金について伺います。
32ページの表を見ますと、26団体中、増額になったところが12団体、減額になった団体が14団体あるわけですよね。各団体それぞれで見ると一喜一憂するところがあるのかもしれませんけれども、全体を見て、増額になった団体、減額になった団体の共通した傾向、もしくは取り組みなどがありましたら、すべて事細かにというわけではなく、共通した傾向をお答え願えたらなと思います。
また、取り組みなどは、この循環組合としてもぜひ調査していただけたらいいのかなと思うんですけれども、この点についても伺えたらと思います。お願いいたします。
○議長(肥沼 茂男君) 白石事業課長。
○参事兼事業課長(白石 隆一郎君) ただいま、負担金につきましての増減の傾向についてご質問をいただきました。
まず、負担金につきましては、管理費と谷戸沢費、二ツ塚費、エコセメント事業費等で構成されております。近年、二ツ塚に搬入される不燃物の量が減少しておりまして、エコセメント事業費の割合が増してきておりますことから、相対的に焼却残渣搬入量の多い団体では、負担金の按分割合が高まる傾向にございます。なお、基金の活用によりまして、財政面からエコセメント事業費に係る負担を軽減しているところでございます。
負担金が減少しております団体の主な理由でございますけれども、平成22年度の焼却残渣搬入量が各団体に割り当てられました搬入配分量に比べて少なくなっておりまして、ごみ減量が進んでいることから、搬入ごみ量の案分に基づく負担金が少なくなることに加えまして、超過金を原資といたしました貢献金が配分されることにより、さらに少なくなっているところでございます。
一方、負担金が増加している団体の主な理由でございますけれども、ごみ減量が進んでいるところではございますが、平成22年度の焼却残渣搬入量が搬入配分量を上回ったという結果、負担金の案分比も高くなることがございまして、さらに先ほど貢献金と申しましたが、その原資となる超過金をご負担いただいていることによりまして、負担金も増加傾向にあるというものでございます。
また、各団体の傾向がどのようなものかということにつきまして、個別に調査しているかということにつきましては、各団体、例えばごみの有料化に取り組んでいるとかいう状況はお聞きしておりますけれども、個別、その各市の状況についての研究等は特段は行っていないところでございます。
難しい言葉が並んでいますが、「二ツ塚処分場・エコセメント化施設に搬入するゴミを、他の市町よりも減らさないと負担金は減らない」ということ。やはりゴミの減量化、資源化が欠かせない状況となっています。
会議録全体については定例会会議録【PDF:488KB】をご覧ください。
このエントリでの登場一部事務組合
東京たま広域資源循環組合: http://www.tama-junkankumiai.com/index.html
小平・村山・大和衛生組合: http://www.kmy-eiseikumiai.jp/
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